CalmOS Markdown
CalmOS 事業計画書 v1
目次
- CalmOS 事業計画書 v1
- Executive Summary
- Mission / Vision
- Mission
- Vision
- Why CalmOS
- 事業をやる理由
- 解く課題
- 提供する変化
- Target Customer
- メインターゲット
- 特に相性が良い顧客
- 初期ターゲットの絞り方
- Positioning
- CalmOSは何ではないか
- CalmOSは何か
- 競合
- ポジショニングメッセージ
- CalmOS Framework
- 1. Capture
- 2. Organize
- 3. Delegate
- 4. Schedule
- 5. Review
- Service Lineup
- CalmOS診断
- CalmOS構築
- CalmOS Monthly
- Pricing / Revenue Model
- 標準価格
- 初年度の売上仮説
- 価格の考え方
- First-Year Plan
- Phase 1: 型を固める
- Phase 2: 初期導入を実施する
- Phase 3: 営業資料化する
- Phase 4: 継続モデルを安定させる
- Delivery Model
- 初期導入の基本方針
- 標準ステップ案
- 初期は外すもの
- KPI
- 顧客成果KPI
- 事業KPI
- Facts / Hypotheses / Opinions
- Facts
- Hypotheses
- Opinions
- Risks
- 価値が抽象的になるリスク
- 導入負荷が高いリスク
- スコープ肥大化リスク
- Monthlyが質問対応化するリスク
- ツール依存リスク
- Red Team Review
- 1. 30万円で売れる理由は十分か
- 2. ターゲットが広すぎないか
- 3. GitHubは顧客に難しくないか
- 4. Obsidianは必須にしてよいか
- 5. Monthlyの継続理由は弱くないか
- Open Questions
- Decision Log
- Next Documents
- Immediate Next Action
CalmOS 事業計画書 v1
Executive Summary
CalmOSは、経営者の頭に余白をつくるための業務OS構築サービス。
AIを導入することが目的ではない。経営者の頭の中にある情報、タスク、判断、アイデアを外部化し、整理し、AIに渡し、予定に落とし込み、振り返る仕組みをつくる。
提供するものは、ChatGPTやCodexの使い方ではない。経営者が「覚える」「探す」「抱え込む」状態から抜け出し、「考える」「決める」「任せる」に集中できる状態である。
中心メッセージは次の一文に集約する。
経営者の頭に余白を。
初期商品は、無料のCalmOS診断、30万円のCalmOS構築、月5万円のCalmOS Monthlyで構成する。
Mission / Vision
Mission
経営者の頭に余白をつくる。
AIを教えるのではなく、第二の脳とAI部下を構築し、経営者が本当に重要な意思決定に集中できる環境をつくる。
Vision
経営者が「処理する人」から「考える人」に戻れる世界をつくる。
多くの経営者は、能力が足りないのではなく、頭の中に抱えている情報量が多すぎる。タスク、メモ、顧客対応、アイデア、家族の予定、社員への指示、支払い、営業、採用、日々の判断が同時に押し寄せる。
CalmOSは、その負荷を外に出す。
- 思いついたことはObsidianに入れる
- やることはGitHub Issuesに置く
- 調べる、書く、作る仕事はChatGPTやCodexに渡す
- 実行することはGoogle Calendarに落とす
- 月に一度、詰まりを見直す
この循環によって、経営者は記憶や雑務ではなく、意思決定に集中できる。
Why CalmOS
事業をやる理由
自分自身が、経営者、父親、マーケター、AI活用者として、日々大量の情報とタスクを処理している。
AIは強力だが、AIを入れただけでは仕事も生活も変わらない。ChatGPTを開いて質問するだけでは、頭の中の混乱は減らない。必要なのは、AIを使う前段階にある「情報を外部化し、整理し、依頼可能な形にする仕組み」である。
CalmOSは、自分が実践している働き方を、他の経営者にも移植するサービスである。
解く課題
- タスクが頭の中に残り続ける
- メモが散らばって探せない
- AIを使っているが定着しない
- 社員や外注への確認に追われる
- 重要な仕事の前に細かい処理で疲れる
- 新規事業や家族との時間が後回しになる
- 判断する前に情報整理で消耗する
提供する変化
導入前:
- ChatGPTをたまに使う
- メモが散らばる
- タスクが頭の中にある
- アイデアが消える
- 常に忙しい
導入後:
- 全情報の置き場所が決まる
- AIに仕事を依頼できる
- スマホから仕事が進む
- アイデアが消えない
- 本当に重要な仕事に集中できる
Target Customer
メインターゲット
- 1人社長
- フリーランス
- 社員3〜10名規模の企業オーナー
- 年商3,000万円〜1億円程度
- 35〜50歳
- 子育て世代
- ChatGPT利用経験あり
- AIに関心があるが、業務全体には組み込めていない人
特に相性が良い顧客
- マーケティング会社の経営者
- 小規模事業会社の代表
- クリエイティブ系・コンサル系の個人事業主
- 社員を増やす前に自分の生産性を上げたい経営者
- 秘書や事務スタッフを雇うほどではないが、頭の中が常に忙しい人
初期ターゲットの絞り方
最初は「AIに興味があるが、まだ業務OSとして使えていない1人社長・小規模経営者」に絞る。
理由:
- 経営者本人が使うため意思決定が速い
- 組織導入より設定範囲が小さい
- 余白、時間削減、判断疲れの価値が伝わりやすい
- ユーザー自身の実践知をそのまま移植しやすい
Positioning
CalmOSは何ではないか
- AI研修ではない
- ChatGPT講座ではない
- プロンプト集販売ではない
- DXコンサルではない
- 単なるツール設定代行ではない
- Mac mini納品サービスではない
CalmOSは何か
経営者のための第二の脳とAI部下を構築するサービス。
ツールを売るのではなく、情報、タスク、AI、時間、振り返りがつながった経営システムを導入する。
競合
直接競合はAI研修会社ではない。
本当の競合は次の通り。
- 経営者自身の残業
- 秘書・事務スタッフ採用
- 外注管理の混乱
- 使われなくなるタスク管理ツール
- 散らかったメモアプリ
- 頭の中で覚え続ける運用
ポジショニングメッセージ
社員を増やす前に、AI部下を持つ。
AIを導入するのではなく、頭の中の仕事をAIに渡せる状態をつくる。
CalmOS Framework
CalmOSは、5つの流れで経営者の頭の負荷を減らす。
flowchart TD
A[Capture<br>頭から追い出す] --> B[Organize<br>整理する]
B --> C[Delegate<br>AIに任せる]
C --> D[Schedule<br>時間に落とす]
D --> E[Review<br>振り返る]
E --> A
1. Capture
頭の中から外部化する。
目的は、覚えておかなければならない状態をなくすこと。
入力方法:
- 音声入力
- 手書きメモ
- Obsidianメモ
- ChatGPT音声
- LINEやメールからの転記
主な保存先:
- Obsidian
2. Organize
外部化した情報を整理する。
目的は、情報を探せる状態、AIに渡せる状態にすること。
主な道具:
- Obsidian
- GitHub Issues
標準フォルダ案:
01 Inbox02 Projects03 Knowledge04 SOP05 Ideas06 Journal07 Reviews
3. Delegate
整理した仕事をAIに任せる。
目的は、経営者がすべてを自分で処理しない状態をつくること。
主な道具:
- ChatGPT
- Codex
依頼例:
- リサーチ
- 企画
- 提案書
- LP構成
- ドキュメント作成
- コード生成
- 競合分析
- タスク分解
4. Schedule
やるべきことを時間に落とす。
目的は、タスク管理で終わらせず、実行される状態にすること。
主な道具:
- Google Calendar
考え方:
- タスク管理ではなく時間管理
- 重要な仕事を先にカレンダーへ置く
- AIに任せる時間、人間が確認する時間を分ける
5. Review
定期的に振り返る。
目的は、仕組みを使い続けること、詰まりを発見すること、さらにAIに渡せる仕事を増やすこと。
確認対象:
- Obsidian Inbox
- Projects
- GitHub Issues
- Google Calendar
- AIへの依頼履歴
Service Lineup
CalmOS診断
価格:
- 無料
時間:
- 60分
目的:
- 現在の頭の中、情報管理、タスク管理、AI活用、時間の使い方を棚卸しする
- CalmOS構築で改善できる領域を明確にする
内容:
- 業務棚卸し
- AI活用診断
- 情報管理診断
- タスク管理診断
- ボトルネック診断
- CalmOS導入余地の確認
成果物:
- 簡易診断レポート
- CalmOS構築の提案
CalmOS構築
価格:
- 30万円
期間:
- 2〜4週間
目的:
- 経営者本人が使える第二の脳とAI部下の基本環境を構築する
- 代理設定だけでなく、一緒に構築しながら運用方法を教える
内容:
- Obsidian Vault構築
- GitHubリポジトリ / Issues運用構築
- ChatGPT設定
- Codex運用設定
- Google Calendar運用設計
- スマホ運用設計
- AIへの依頼ルール設計
- 月次レビュー設計
- 基本研修
成果物:
- CalmOS環境一式
- Obsidian標準構成
- GitHub Issues運用ルール
- ChatGPT / Codex利用ルール
- Calendar運用ルール
- 月次レビューシート
CalmOS Monthly
価格:
- 月額5万円
頻度:
- 月1回
時間:
- 60〜90分
目的:
- CalmOSを使い続けられるようにする
- 仕組みを現実の仕事に合わせて改善する
- 新しいAI活用を追加する
内容:
- Obsidianレビュー
- GitHub Issuesレビュー
- AI利用状況確認
- 詰まりの確認
- 新機能・新ツール導入提案
- ワークフロー改善
- 習慣化支援
重要な制約:
- 質問し放題にはしない
- チャット相談の常時対応を標準にしない
- 月1回の改善ミーティングと事前確認を中心にする
Pricing / Revenue Model
標準価格
| 商品 | 価格 | 役割 |
|---|---|---|
| CalmOS診断 | 無料 | 見込み客の課題把握、導入提案 |
| CalmOS構築 | 300,000円 | 初期売上、環境構築、研修 |
| CalmOS Monthly | 50,000円/月 | 継続売上、定着支援、改善 |
初年度の売上仮説
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 診断数 | 100件 |
| 構築受注数 | 20件 |
| Monthly継続数 | 10件 |
| 構築売上 | 6,000,000円 |
| Monthly売上 | 6,000,000円 |
| 合計 | 12,000,000円 |
価格の考え方
30万円は、ツール設定代ではなく「経営者の業務OSを移植する費用」として位置づける。
月5万円は、質問対応ではなく「毎月のOSメンテナンス費」として位置づける。
First-Year Plan
Phase 1: 型を固める
期間:
- 1〜2ヶ月目
目的:
- CalmOS Methodを文書化する
- 診断レポート、Obsidianテンプレート、GitHub Issuesテンプレート、Monthlyレビューシートを作る
- 自分の運用をそのまま再現可能な型にする
Phase 2: 初期導入を実施する
期間:
- 3〜6ヶ月目
目的:
- 紹介や既存人脈から初期顧客を獲得する
- CalmOS診断を実施し、構築提案へつなげる
- 3〜5件の導入事例を作る
Phase 3: 営業資料化する
期間:
- 7〜9ヶ月目
目的:
- 初期導入で得た反応をもとに提案資料とLPを作る
- 価格、導入期間、成果物、Monthly内容を固定する
- 顧客の言葉を使って訴求を磨く
Phase 4: 継続モデルを安定させる
期間:
- 10〜12ヶ月目
目的:
- Monthly継続率を確認する
- 月次レビューの標準フォーマットを改善する
- 追加オプションや上位プランを検討する
Delivery Model
初期導入の基本方針
代理設定だけで終わらせない。
顧客本人が、なぜその構成にするのか、どこに何を入れるのか、AIにどう依頼するのかを理解する必要がある。したがって、CalmOS構築は「設定代行」ではなく「伴走型セットアップ」にする。
標準ステップ案
- 診断
- 現状業務の棚卸し
- Obsidian構成設計
- GitHub Issues構成設計
- ChatGPT / Codex設定
- スマホ運用確認
- Calendar運用設計
- 初回AI委譲トレーニング
- 初回レビュー
- Monthly移行
初期は外すもの
- Mac mini納品
- 常時稼働AIサーバー
- Claude Code中心の高度なCLI運用
- 大規模な社内展開
- 複雑な自動化
これらは将来オプションにする。
KPI
顧客成果KPI
最重要KPI:
- 顧客が「頭が軽くなった」「最近ちょっと楽になった」「余裕ができた」と感じること
補助KPI:
- Obsidianに情報が集約されている
- GitHub Issuesでタスクが可視化されている
- AIへの依頼回数が増えている
- Calendarに重要タスクが先に置かれている
- 月次レビューで手放す仕事が特定されている
事業KPI
- 診断数
- 診断から構築への転換率
- 構築完了数
- Monthly移行率
- Monthly継続率
- 顧客の主観的余白スコア
- 紹介数
Facts / Hypotheses / Opinions
Facts
- CalmOSは、AIセットアップではなく、経営者の頭に余白をつくるサービスとして設計する。
- 初期商品は、無料診断、30万円構築、月5万円Monthlyを標準案とする。
- 初期ツール構成は、Obsidian、GitHub、ChatGPT、Codex、Google Calendarを中心にする。
- Mac miniは初期商品の中心から外す。
- Claude Codeは初期商品の中心から外し、ChatGPT / Codex中心にする。
- ユーザーはObsidianをCalmOSの中核として扱いたい。
Hypotheses
- 1人社長や小規模経営者は、AI研修よりも「自分の頭を軽くする仕組み」に価値を感じる。
- GitHubは、非エンジニア向けには「AIへの仕事依頼管理」と言い換えれば伝わる。
- Obsidianは、単体で売るのではなく「AIの記憶領域」として説明すれば受け入れられやすい。
- 月5万円の継続支援は、質問対応ではなく月1回レビューなら運用負荷を抑えられる。
- 最初の販売では、LPよりも紹介・個別提案の方が早い。
Opinions
- CalmOSの最初の強みは、市場調査よりもユーザー自身の実践知にある。
- 事業計画の次に作るべきは、CalmOS Methodと30日導入ロードマップ。
- 30万円の商品価値を成立させるには、納品物のテンプレート化が必須。
- 「AIで効率化」より「経営者の頭に余白を」の方が差別化しやすい。
Risks
価値が抽象的になるリスク
「余白」は強い言葉だが、抽象的でもある。営業時には、Obsidian構成、GitHub Issues運用、AI依頼ルール、Calendar運用、月次レビューなど、具体的な納品物に落とす必要がある。
導入負荷が高いリスク
ObsidianやGitHubは、慣れていない顧客には重く感じられる。初期導入では機能を絞り、最初から完璧なVaultやIssue運用を目指さない。
スコープ肥大化リスク
30万円の中に、設定、研修、業務整理、テンプレート作成、ツール導入、スマホ設定まで入れると工数が膨らむ。標準提供範囲とオプション範囲を分ける必要がある。
Monthlyが質問対応化するリスク
質問し放題にすると運用負荷が高くなり、利益率が落ちる。月1回レビューと改善提案に限定する。
ツール依存リスク
ChatGPT、Codex、GitHub、Obsidianの仕様変更がある。特定機能に依存しすぎず、考え方と運用ルールを商品価値の中心に置く。
Red Team Review
1. 30万円で売れる理由は十分か
現時点では思想は強いが、納品物の粒度がまだ粗い。30万円で売るには、導入ロードマップ、テンプレート、診断レポート、レビューシートが必要。
2. ターゲットが広すぎないか
「経営者」だけでは広い。初期は、AIに関心があり、自分でChatGPTを触ったことがあり、情報整理に困っている1人社長・小規模経営者に絞るべき。
3. GitHubは顧客に難しくないか
難しい。GitHubという名前を前面に出すより、「AIへの仕事依頼ボード」「依頼管理」として説明する方が良い。
4. Obsidianは必須にしてよいか
CalmOSの思想上は必須。ただし顧客には「Obsidianを覚えるサービス」ではなく「情報の置き場所を決めるサービス」と説明する。
5. Monthlyの継続理由は弱くないか
現状のままだと弱い。月次レビューで何を見るか、どの指標を改善するか、何を納品するかを定義する必要がある。
Open Questions
- CalmOS診断レポートの標準テンプレートはどの形式にするか。
- CalmOS構築30万円に含めるセッション回数は何回にするか。
- Monthlyの標準時間は60分か90分か。
- 初期顧客に出す提案資料は、事業計画ベースか、導入ロードマップベースか。
- GitHubの見せ方を「Issue」と呼ぶか「依頼ボード」と呼ぶか。
- Obsidianの標準フォルダ構成をどこまで固定するか。
Decision Log
| Date | Decision | Reason | Alternatives | Impact |
|---|---|---|---|---|
| 2026-06-15 | 事業名はCalmOSで進める | 「心の余裕をつくるOS」という思想と合う | AI OS / MindOS / Executive OS | AI導入支援との差別化が明確になる |
| 2026-06-15 | 中心価値は「経営者の頭に余白を」にする | ユーザーが最も重視している価値と一致 | 生産性向上 / DX / AI活用 | 抽象度は上がるが独自性が出る |
| 2026-06-15 | 初期商品は無料診断、30万円構築、月5万円Monthlyにする | 壁打ちログで合意済みの現実的な価格帯 | 低価格講座 / 高額顧問 | 初期販売と継続課金の両方を作れる |
| 2026-06-15 | ChatGPT / Codex中心で進める | スマホ、音声入力、一般認知との相性が良い | Claude Code中心 | 導入ハードルが下がる |
| 2026-06-15 | Mac miniは初期商品から外す | 納品、認証、サポートが複雑 | AI BOXとして標準提供 | 初期サービスを軽くできる |
Next Documents
次に作るべき順番。
- CalmOS Method
- CalmOS導入ロードマップ
- CalmOS診断レポートテンプレート
- Obsidian Vaultテンプレート
- GitHub Issuesテンプレート
- CalmOS Monthlyレビューシート
- 営業資料
- LP構成
Immediate Next Action
次は CalmOS Method Ver1.0 を作る。
目的は、30万円のCalmOS構築で実際に何を設定し、何を教え、何を納品するのかを定義すること。
このMethodが固まると、導入ロードマップ、提案資料、LP、テンプレート作成に展開できる。